【園内・花みどり日記】雪中四友(せっちゅうのしゆう)の便りをどうぞ
ここ数日は朝からずいぶん冷え込んでいます。
早朝、森林展示館前では、植物シモバシラ(シソ科)の可愛らしい氷の営みを見ることができました。
白い花びらのような自然が作り出す芸術ですね。
森林展示館の2階でパネル写真を中心としたシモバシラ展もどうぞご覧ください。
園路沿いやあじさい園付近では…
サザンカ(山茶花、ツバキ科)がたくさんのに花をつけています。
天津の森では…
ソシンロウバイ(ロウバイ科)が満開に近づき、
あたりによい香りを漂わせています。
すぐ横の斜面の梅林を見下ろすと…
寒紅梅がちらほらと咲き始めています。
白梅・紅梅これから次々と春の訪れを告げてくれることでしょう
少し離れて、西門近くのうさぎ舎近くの花木園には…
花の中心が赤く染まったロウバイ(ワロウバイ、ロウバイ科)がうつむき加減で咲いています。
ヤブツバキ(薮椿、ツバキ科)も可愛らしい花を開いています。
「雪中四友」(せっちゅうのしゆう) は、文人画に好んで描かれた早春に咲く香りのよい梅(うめ)、蠟梅(ろうばい)、山茶花(さざんか)、水仙(すいせん)の4つの花をいうようです。
そうそう あとスイセンは、薬樹園に少しありますが、開花はもう少し先のようです。
厳しい冬の季節の中、けなげに咲く早春の花もどうぞご覧ください。