【園長のつぶやき】#2
6/6から始まりました『園長のつぶやき』✨
不定期ではありますが、森林植物園の園長のオススメをお知らせします!
前回のつぶやきはこちら
1.スミスネズミ@森林展示館(上の写真です。)
イギリス人冒険家ゴードン=スミス氏が六甲山地で採集し、新種として発表されたことにより名付けられたスミスネズミは、神戸市内では3カ所くらいでしか発見されておらず神戸市レッドデータAランクに指定されています。当園では森林展示館のジオラマで飼育しております。巣の中にいることが多く、姿を見るのがなかなか難しいですが、タイミングが合えばご飯を頬張る愛くるしい姿を見られるかも!ジオラマでは他にも、アカネズミやヒメネズミ、カエルやイモリなども飼育しておりますので、ぜひお立ち寄りください。
2.ニガイチゴ(キイチゴの仲間)の群生@メタセコイア林北側
メタセコイア林北側にある争論の松付近にニガイチゴ(キイチゴの仲間)が群生しています。樹齢150年の争論の松がある辺りは安土桃山時代から約300年に渡って境界争いが続いた所で、ニガイチゴ(キイチゴの仲間)の棘(とげ)のあるツタは今も境界を守っているように群生しているようです。(↓争論の松について)
3.セトウチサンショウウオの放流@森林展示館前広場の滝池
6月10日(土)に「神戸の希少種を守ろう」と題しモリアオガエル・セトウチサンショウウオの観察イベントが開催されました。参加者は希少種の勉強をした後で、森林展示館前広場の滝池に昨年採取した卵からかえったセトウチサンショウウオの子どもを放流しました。
撮影日:6月10日(土)