【園長のつぶやき】#4
当園では25種350品種、約5万株のアジサイがご覧いただけますが、その中の7品種を園長の独断と偏見で厳選したアジサイオールスターをご紹介いたします✨
①キヨスミサワアジサイ(上の画像です。)
千葉県の清澄山原産。ヤマアジサイの変種。よく枝が伸び、直上する傾向がある。ガク咲きで白いガク片の縁に紅色の斑が入り非常に美しい。また性質が健丈なため、園芸品種の母種にされることが多い。
②アスペラ(つぼみ~色づき始め)
別名「ヒマラヤタマアジサイ」。中国産の野生種。葉は大きくフェルト状の毛が生える。新枝に花をつける。
③シチダンカ
ヤマアジサイの変種。六甲山の特産種。シーボルトの「日本植物誌」に採録されてたが、その後は実際に見かけられることがなかった。しかし、1959年(昭和34年)に六甲山系内で「再」発見された。装飾花が八重咲、各がく片が剣状に尖りきれいに重なって星状に見えるのが特徴。
④クレナイ
天竜川上流の静岡県・長野県境で発見されたヤマアジサイ。装飾花が白から真紅に変わる。
⑤ベニヤマアジサイ
中性花は丸弁。白から紅色を帯びる。 両性花は青色、弱アルカリ性の土壌では枝葉まで赤色を帯びる。
⑥ミカワチドリ
藤田多喜子氏が静岡県春野町の民家で発見。藤井清氏が“三河千鳥”と命名。両性花が突出して、てまり状に変化。
⑦トカラアジサイ
「トカラコンテリギ(トカラ紺照り木)」とも呼ばれる。両性花は黄色で強い芳香性がある。基本的には4枚弁が多いが、弁の大きさにやや大小の違いがある。
撮影日:6月24日(土)