【園内・花みどり日記】 初夏の清楚な花々をどうぞ ~梅雨入りを迎えて~
先日5月29日に、気象庁から九州北部▽四国▽中国▽近畿▽東海各地方の梅雨入りの発表がありました 近畿は平年より8日早い梅雨入りのようです
植物園の樹々の営み 春~初夏の開花も やはり例年より少し早い感じがします
この時期、まちなかではあまり見られない山地と沢に生息する樹々の花々をどうぞご覧ください
花びらの外側がピンクがかったサラサウツギ(アジサイ科 更紗空木)
花が白~ピンク~紅に移り変わっていくハコネウツギ(スイカズラ科 箱根空木)
♪「卯の花」のにおう垣根にホトトギス早もう鳴きて…♪ と
梅雨の晴れ間に「トッキョキョカキョク テッペンカケタカ♪」としきりに鳴いていました
小さな星屑を集めたようなガマズミ(スイカズラ科 別名:カリンカ)の花
英名:ジャパニーズ ブッシュ クランベリー といって庭木としても人気の果樹です
タンナサワフタギ(ハイノキ科 耽羅沢蓋木)
多数の長い雄しべを持つ綿のようなモコモコの可愛らしい白い花が円錐状にたくさん集まって咲いています
サワフタギは文字どおり沢に蓋をしたように広がる樹形からその名がついたようで、本州~九州、済州島に生息し、タンナ’(耽羅)は、韓国の済州島を古くは耽羅(タンナ)国と呼んだことによるようです
エゴノキ(エゴノキ科)
白い小さな花が下を向いてたくさん咲いています
「スノードロップツリー」とも呼ばれています
ヤマボウシ(ミズキ科 山法師)の群落
花びらに見えるのは、4枚の総苞片です 頭巾をかぶった僧侶の頭に見えることからその名がついたようです
そして、カルミア(ツツジ科 別名:ハナガサシャクナゲ)
白やピンクの星をちりばめたような蕾と五角形の可愛らしい花が魅力的です
シアトルの森近くで梅雨の晴れ間にローソンヒノキを背景に撮影しました
真っ白な卵のようなオオヤマレンゲ(モクレン科 大山蓮華)の蕾
しゃくなげ園でご覧いただけます
アジサイの仲間はどうでしょうか?
コガクウツギ(アジサイ科 小萼空木)
今、園内各所でご覧いただけます
よく見ると、白い装飾花は3枚と4枚があります
コアジサイ(アジサイ科 小紫陽花) 日本原産の植物で、アジサイに見られる装飾花のない、白色~薄いブルーの繊細な花を見せてくれます
ヒメアジサイ ❝六甲ブルー❞ (アジサイ科 姫紫陽花)は少しずつ色づいてきました
梅雨の季節 植物園はアジサイの季節に入っていきます