あじさいには装飾花と両性花があり、両性花にはおしべとめしべがあります。 注目することは少ないかもしれませんが、受粉した両性花には果実ができて、その中には種子が入っています。
お店で売られているようなあじさいは、挿し木などの方法で増やしていることがほとんどですが、自然の中のあじさいは種子を作って子孫を残しています。
ハチやアブなどの昆虫が花から花へと花粉を運んでいます。
装飾花は花粉を運んでくれる虫たちに花が咲いていることをアピールするためのものだと思われます。
果実は熟すと乾いて固くなり裂け目が出来ます。
種子の大きさは1㎜よりも小さくて、粉のようにみえます。
とても軽く、風によって拡散されていきます。
うまく芽を出し、順調に育てば3~4年ほどで花を咲かせます。