春、木々は冬の眠りから覚め命の輝きを見せ始めます。そして夏には緑を深め、秋には実りの時を迎えます。そしてまた冬を迎え…と一口にいっても、全ての木々がこうした一年をたどるとは言えません。もちろん冬でも葉を落とさない木もありますし、花や実の時期もまちまちです。
しかし実際に本園で観察していただける機会は年に1回から2回というところです。そこで、当ページでは観察の木の一年を追ってお知らせします。
この4つの木は観察のしやすさやアクセスなどを考え、さらに四季の移り変わりが分かりやすいものを選びました。ぜひ木々の四季を子どもたちとともにご確認ください。
イチョウ
学校でもよく見られるおなじみの木です。秋にできる実の種の部分がギンナンです。ただしオスの木とメスの木が分かれており、この木はオスのため実はなりません。
イロハモミジ
秋、あざやかに紅葉(こうよう)するので知られています。多くの人はこの木の紅葉を見たことがあるはずです。どんな花がさくのか、実はどんな形をしているのかを知っている人は少ないと思います。ぜひ一年を追いかけてください。
コナラ
この木の名前を知らない人は多いと思います。ただきっと一度は目にしたことがあるというぐらい野山に多い木です。一年のうつり変わりを知ることで、身近なコナラを探してみましょう。
オニグルミ
この木もきっと知らない人が多いと思います。ただ「クルミ」ができる木といえば、どんな木かなと思う人も多いと思います。またこの木の冬の姿はとてもユニークです。どんな姿をしているのでしょうか。